2015年安居本講 金剛信の獲得 能登教区にて開講15・16日

今年も安居が開講しました。
 1716年(江戸時代)から続く安居は、現在、真宗大谷派の教師を対象とし、本山では二週間にわたって集中的に聖教に学び、参加する一人ひとりが浄土真宗の歴史に参画し、仏教が現代に在る意味を確かめる学事の中心道場とある。
 今年の安居は、本講に『顕浄土真実信文類』を講本として本多弘之氏(講師・親鸞仏教センター長)、次講に『八千頌般若解説・現観荘厳の光明』を講本として一郷正道氏(嗣講・京都光華女子大学長)によって講ぜられている。
 能登教区に於いては、15.16日 本多弘之氏「金剛信の獲得」の講義が行われ、聴講者は真摯な姿勢で聞き入っていた。難しい課題を平易な言葉にするのに講師と受講者の訓練が大切だ。父の代から、安居は門徒さんの葬儀が重なっても、1時間でも時間があれば聞きに行けという教訓が思い出される。受講者の少なさは、門徒が参らんという我々僧侶の姿を反映している。珀琳寺住職

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